新作商品のご紹介【Awaza MA02】／「腰の椅子」Awazaギャラリー

新商品の特徴　～身長158cm以下の日本人のために

Awaza　MA02
サイズ（㎜表示）W545 D520 H665～745 SH370～450
フレームには無垢材と合板を使用。張地：ファブリックまたは革。

弊社はデザイナー自身が接客、OZONEのショールームでも弊社代表や私がお客様と直に接し、様々なご相談やご要望等を承っています。その中から、「小柄な体型に合う椅子がなかなか見つからない」といった声に応え、この製品が生まれました。

椅子は身体に密着するものなので、洋服のように体型に合うものでなければなりません。欧米の人間工学に基づいた椅子は、その国の人々に合わせてつくられています。脛や太ももが長く、家でも靴を履いている欧米人のためにつくられた椅子は、座面高（SH）が高く、座面の傾斜が強いです。つまり、胴長短足で靴を脱ぐ日本人には向きません。日本でも日本人の体型に合った椅子の人間工学が研究されていて（日本工業規格・JIS）、弊社の椅子はすべてそれに基づいて設計しています。
本製品で想定したのは身長158㎝以下の女性です。力の弱い人にも扱いやすく、狭いスペースにも合わせやすいよう、サイズをコンパクトに納め軽量化しています。高齢でも元気な方は椅子に座って食事や趣味を楽しんでいるでしょうから、その時間が快適になるよう、若い世代以上にきちんと合う椅子が必要ではないかと思います。

デザインの背景　～動きやすく、身体をリラックスさせるチェア

コロナ禍での在宅・リモートワークなどにより、腰痛に悩むお客様からの問い合わせは以前より増えています。また、デザインやスタイル重視で椅子を選んで身体に合わなくなったお客様、スツール等の簡易的な椅子からの買い替えをご検討中のお客樣も多く、「どのような形の椅子がおすすめですか？」とよく聞かれます。

弊社ではご自宅用の椅子にはアームチェアをおすすめしています。人間の両腕の重さは意外と重く、全体重の約16％といわれています。体重が50kgなら左右各4kgの重量があり、それを支えるのが肘掛けの役割です。肘掛けに腕をのせるだけで、肩を腕の重さから解放し、リラックスさせられます。また、肘掛けは立ち上がるときのサポートにもなります。ただ、フルアームは座るときに邪魔になる場合があるので、ハーフアームとしました。

背もたれは、ハイバックのほうがゆったりできるように思われるかもしれませんが、自宅なら背の動きが制限されないローバックがおすすめです。背もたれは骨盤の上部をおさえて背骨をＳ字状にサポートするのが理想的と思います。ローバックなら椅子に座ったまま肩を回したり背伸びしたりもでき、健康に良いというのが弊社の考えです。

ショールームではデザイナーと話し合いながら1㎝単位で自分に合う座面の高さに調整し、張り地は弊社在庫にも対応します。

椅子の選び方　～テーブルを選ぶ前に椅子を選ぼう

ご自宅用の椅子をお探しのお客様には、靴を脱いだ状態で試していただくようご案内しています。また、弊社ではテーブルを選ぶ前に椅子を選ぶことをおすすめしています。体型に合った椅子の座面の高さがわかれば、合わせるテーブルの高さの目安も見えてきます。

ショールームでは同じ製品でも高さの違うものを用意しています。お客様には気に入った製品を座面の高いものから順にフィッティングしていただき、ベストな高さになるよう10㎜単位で調整します。MA02では男性の平均値でSH430～410㎜、女性でSH410㎜以下がおすすめです。
家庭用のダイニングテーブルとしては、高さ720㎜以下のものをおすすめしています。少し低めの680㎜でもよいと思います。すでにお持ちのテーブルに椅子を合わせたい方もぜひご相談ください。製品によっては椅子の座面の奥行を調整することも可能です。

ショールームより

現在は事前予約制（2022年3月現在）としておりますが、スタッフの不在時もショールームに自由に入って椅子をお試しください。ご質問やお問い合わせがございましたら、お電話やメールで遠慮なくご連絡ください。受注から発送までは3週間ほどいただいています。