話題の寝具をショールームで体験 vol.1
チンパンジーのベッドは最高の寝心地？

5F 寝具御誂専門店IWATA東京のショールームを訪れると、まず目に入るのが、楕円形の形がユニークな「人類進化ベッド」。
こちら何と、チンパンジーが木の上に作る寝床をヒントに作られたベッドなんです。

アフリカに棲む野生のチンパンジーは、眠るとき、枝葉を幾重にも折り重ねてベッドを作ります。形は楕円形のお皿型で、頑丈な土台とふかふかのマットレスの二重構造が特徴。
このベッドの研究者である座間耕一郎さん（長野県看護大学准教授、京都大学アフリカ地域研究資料センター特任准教授）が実際に寝てみると、お皿型のくぼみが体を包み込み、木の揺れがゆりかごのようで、最高の寝心地だったそう。

この体験をもとに、座間さんとIWATA、デザイナーが試行錯誤をして誕生したのが「人類進化ベッド」です。
このベッドは、あえて小さめの作りになっていて、足を少しはみ出して寝るのが正解。
マットレスの縁が盛り上がり、全方位が枕になるため、仰向けで寝ると体をすっぽり包み込んでくれます。
低反発でも高反発でもない、葉っぱのついた小枝の絶妙なやわらかな寝心地を叶えるため、マットレスには100％フェザーを使用しました。

続いてご紹介する寝具が、スプリングを超えた「匠のマットレス」と呼ばれるオーダーマットレス「ラークオール」。
キャメル、ヤク、ホースといった高級天然毛を贅沢に使うことで、湿度調節に優れ、蒸れにくく、高い保温効果を実現した、IWATAが誇る逸品です。
骨格のしっかりとした欧米人の体型に合わせた海外製のマットレスは、日本人にとってはやわらかく、寝返りを打つ時に体に負担がかかることも。
ラークオールは、天然毛を積層することによって、体圧を分散させながら、体の重みを支えてくれる機能もあります。

また、銅線スプリングを使用していないため、気になる振動や揺れが解消されて、寝返りが打ちやすくなり、これまでにない熟睡感が得られるのだそう。
大きいサイズのマットレスにご家族で一緒に寝る際も、揺れが伝わりにくいため、影響し合わず快適に眠れます。