Japan creation space monovaがオープンした2011年当初より、秋田県角館の伝統工芸品である樺細工を紹介してまいりました。
この度、ショールーム店頭にて様々な樺細工の茶筒を、伝統工芸士の手による逸品も含めてご紹介いたします。
樺細工のなかでも茶筒はよく知られたアイテムです。山桜の樹皮を活かした仕上がりからは自然の美しさが感じられ、1つ1つに異なる趣があります。
暮らしに身近なモノで、ここまで自然の風合いを残している工芸品はとても希少なのではないでしょうか。そこに樺細工のもう1つの魅力があるように感じます。
今回、monovaでは「樺細工の魅力を存分に感じていただこう」と50種ほどの茶筒を集め、茶筒百景と題してミニ展示会を開催。
見どころは何と言っても多彩な品揃えです。樹皮の表情を存分に活かした「霜降皮」仕上げや、樹皮を薄く削って光沢を出した「無地皮」、一度樹から剥ぎ取った箇所に出来た2度目の皮で仕上げたものなど、趣ある茶筒の逸品が50種ほど並びます。
外側にかえで・さくらといった天然木を使用した茶筒、金属のようなツヤがある漆仕上げのモダンなデザインの茶筒も揃っていて必見です。ぜひお好みのデザインを見つけてみてください。
また、もう一つの見どころは、伝統工芸士による1点ものの貴重な茶筒です。他ではなかなか見られない個性のある茶筒もご用意しています。
樺細工の茶筒が並ぶ「自然の美と工芸の技の競演による景色」をぜひお楽しみください。
※画像はイメージです。
※展示内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
株式会社藤木伝四郎商店
武家屋敷の街並み、桜の名所として知られる秋田県角館。樺細工は、その雪深い地域の武士の手内職として作られてきました。藤木伝四郎商店は江戸時代末期1851年の創業。厳選された素材と高い技術力で、確かな製品を作り続けています。モダンでシンプルなデザインは現代の暮らしにすっと溶け込み、静かに存在感を放ちます。