円柱状の木のかたまりから生まれた、ソリッドな2本脚のスツール―「Cylinder wood stool」。
脚の内側をカットすることで生まれるわずかなスリットは、見た目の軽やかさや再び円柱状に組み合わせるための重要なデザイン要素であるとともに、木材を余すことなく活用することも考えられています。
「Cylinder wood stool」は2024年発表された作品で、同年6月北海道旭川市で開催されたIFDA 国際家具デザインコンペティション旭川 2024 に入選いたしました。(※注01)
本展示では、コンペティションに出品された北海道産のカラマツ(針葉樹)の生木を使ったコンセプトモデルと、ナラ(広葉樹)の無垢材を使ったコンプリートモデルの2つのタイプを展示するほか、その製造工程をパネルでご紹介します。
2枚の座面と4等分にカットした脚だけのミニマルな構成で、環境へも配慮したものづくりを実現したKITSUCAの作品をぜひ会場でご覧ください。
※注01 IFDA 国際家具デザインコンペティション旭川
1990年より3年に一度開催している国際家具デザインフェア旭川(IFDA)。過去11回で世界75カ国以上から9,429点にのぼる応募があり、うち50点以上が旭川家具として製品化されている。2024年は、38カ国・地域の応募作655点から最終15作品が選ばれ、入選・入賞作品が決定した。
IFDA 国際家具デザインコンペティション旭川
※展示内容は変更になる場合がございます。
※やむを得ない事情により、中止または延期とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
【KITSUCA】
KITSUCA(キツカ)は東京を拠点とするデザインスタジオ &ライフスタイルブランド。
2015 年にデザイナー梅川隆嗣によって設立されて以来、空間、プロダクト、グラフィック、企業のブランディング、2021年にスタートしたオリジナルブランドなど、幅広い領域でデザイン活動を展開している
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リビングデザインセンターOZONEでは、「新たな価値を見出す視点と資源をフルに活用する視点」と題して、2組のデザインスタジオwe+とKITSUCAのプロダクトに見る、素材へのアプローチやそのフォルムへのこだわりをご覧いただく展示を開催しています。