ニューノーマルと呼ばれる現在、建築に携わるクリエイターの職能・役割が多様化しています。
建築物を建てるだけでなく、街で働く人、集う人、住まう人を見据え、彼らと建築をつなぐためのプランを立案し、事業や活動を展開する。
こうしたコミュニケーションをつくり、つなぎ、集う取り組みは、建築という仕事だけでなく、コロナ禍の社会全体において、必要課題といえるのではないでしょうか。
本セミナーでは、国立市にシェアする商店「富士見台トンネル」を開業した、建築家の能作淳平氏を迎え、「富士見台トンネル」を通じて、ご自身の仕事の変遷や、場をつくることでうまれた思いなどを語っていただきます。
また、現在進行中のプロジェクト「シェアするコンビニ」に参画する佐竹雄太氏(アラウンドアーキテクチャー)、加藤健介氏(三画舎)をゲストに迎え、プロジェクトの過程と今後の取り組みをお話します。
※本セミナーは会場設備の不具合により、来館セミナーからオンラインセミナーへ変更となりました。
既にお申込みをいただいている方には個別でお知らせのメールをお送りいたします。
この度はご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。(2022年11/28(火)記)
※やむを得ない事情により、中止または延期とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
■講師プロフィール
能作淳平(建築家、junpei nousaku architects(ノウサクジュンペイアーキテクツ)代表)
2006年武蔵工業大学(現・東京都市大学)建築学科卒業。同年に長谷川豪建築設計事務所勤務。2010年 junpei nousaku architects設立。2019年に「富士見台トンネル」開業。
主な設計作品に、自邸《富士見台団地のリノベーション》(2014年)、《ハウス・イン・ニュータウン》(2014年)、能作文徳建築設計事務所との共同設計《高岡のゲストハウス》(第1期-第2期 2014年-2016年)、《さんごさん》(2017年)、《ショウワノート高岡工場》(2018)、《101BASE》(2021年)などがある。2016年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館での展示「縁:art of nexus」にて特別表彰を12組の出展者と共同受賞。 現在、芝浦工業大学、東京都市大学、東京理科大学にて非常勤講師を務める。
レポート&インタビュー
建築を中心とするクリエイターたちの「仕事術」を深堀するWEB OZONEのインタビューシリーズ【クリエイターズボイス】。
能作淳平氏に本セミナーのテーマのひとつである、「富士見台トンネル」についてインタビューを行いました。
「建築家の仕事術 《富士見台トンネル》主宰・junpei nousaku architects代表 能作淳平氏インタビュー」前編
■ゲスト講師プロフィール
佐竹雄太(株式会社アラウンドアーキテクチャー代表)
アラウンドアーキテクチャー代表。不動産サイト「建築家住宅手帖」編集長。
東京理科大学理工学部研究科建築学専攻修了後、アトリエ設計事務所勤務などを経て、2016年に創造系不動産に入社。リーダー・マネージャーとして、数多くの建築プロジェクトの不動産コンサルティングに従事し、2021年に独立。一級建築士、宅地建物取引士、経営学修士(MBA)の資格を有する。建築イベントの主催や建築ラップなど、”建築のまわり”(アラウンドアーキテクチャー)で幅広く活動。工藤浩平建築設計事務所が設計した自宅兼事務所の1階にて、ギャラリースペース付きのコーヒースタンドを運営している。
加藤健介(合同会社三画舎代表、国立本店「ほんとまち編集室」代表)
明治大学大学院理工学研究科建築学専攻修了後、(株)石塚計画デザイン事務所に入社。住民参加の支援等を専門とするまちづくりコンサルタントとして従事。2018年9月に「合同会社三画舎」を設立。
国立市を拠点に、地域の歴史・文化と、これから先の人の想いを大切にするまちづくりを実践中。人や仕事や暮らしのことを紹介する求人サイト「国立人」の運営、国立市発行「国立新書」の編集・デザイン、「こくぶんじカレッジ」の企画運営など、人がまちに目を向けるきっかけづくりに力を入れている。本と街をテーマに活動するプロジェクト「国立本店」代表、一般社団法人ACKT理事を務める。